こんにちは、小舟(こぶね)です。
今日は前回に引き続き、私がWEBライターを始めて最初に取り組んだことをお伝えします。今回は4~6ヵ月目の取り組みをまとめました。
具体的には、下記のようなことをお伝えします。
- 単価交渉の仕方
- クラウドソーシングサイトでスカウトされる方法
- クラウドソーシングサイトから脱却する方法
参考になる情報があれば幸いです。
なお、WEBライターになるための手順は下記の記事で紹介しています。
WEBライター4ヵ月目:執筆ジャンルの幅を広げる
1~3ヵ月目には、「漫画」「冠婚葬祭」「仮想通貨」「健康」といったテーマで執筆しました。
その時感じたのは、適性のないジャンルで勝負しても、単価は上がらないし成長もできないということです。
だからこそ、4ヵ月目は幅広いジャンルに応募しました。目的はあくまで適性の見極めなので、継続案件ではなく単発案件を狙って応募しています。
その後、執筆したジャンルごとに品質・モチベ・投下時間・競合を分析。所感を記入し、表にまとめました。
(あくまで私の場合なので、人によって変わると思います!)
結果として、募集の多い「恋愛コラム」「インテリア」の数をこなしつつ、「経営」「税金」の分野で少しずつ力をつけていきました。
さまざまなジャンルの単発案件に応募し、向き不向きを見極める。
この頃は、本当に色んなメディアで執筆を経験しました。普段何気なく見ているサイトがどういう風に運営されているのか、裏側を見る気分で、楽しかったです。
WEBライター5ヵ月目:優良案件を見極める
文字単価1円以上を狙う
5ヵ月目以降は、案件を厳選するようになりました。これまでは、手持ちの案件がない時はとりあえず応募してましたが、ここからは文字単価1円以上の案件にしか応募していません。
クラウドソーシングサイトで配信されるおすすめ案件には、1日2回目を通していました。数を絞って応募する分、応募文だけで1500字とか、かなり熱を入れて書いてました(長ければいいというものでもありませんが^^;)。
高単価案件に絞って応募し、応募文の作成に時間をかける。
応募のために1時間使ってたと思います。そのおかげか、応募した案件を落とすことはほぼありませんでした。そして、1ヵ月10万円の継続契約を受注しました。
初めての単価交渉
また、この時期に初めての単価交渉を行いました。どきどきしながらクライアントにチャットを送ったのを覚えています。意識したのは、下記のような点です。
- 執筆には非常にやりがいを感じており、今後も継続したいこと
- 生計を立てるためには、一定の時間単価を維持しなければならないこと
具体的な上げ幅も、こちらから伝えました。幸いなことに、クライアントには快諾していただき、執筆を継続できることとなりました。
スカウト案件がねらい目
この頃から、クラウドソーシングサイトでスカウトメールが届くようになりました。スカウト案件のいい点は、下記の通りです。
- 応募と審査を省略し、すぐに執筆できる
- 提示される条件が募集されている案件よりはるかにいい
- 単価交渉や納期交渉も受け入れてもらいやすい
クラウドソーシングサイトの「応募→審査→マニュアルを読む」という作業は、はっきり言って消耗します。審査結果がいつ出るかも読めなかったりで、時間的にロスが発生します。マニュアルも大人数に向けて書かれているので、とにかく長い。。
スカウト案件では、マニュアルはほぼなく、仕事内容をチャットで教えてもらえることがほとんどでした。
クライアント側は、品質にあまりこだわりのない案件を募集し、品質にこだわりたい高単価案件をスカウトしている傾向があります。
実績を積んでスカウトされるようになると、時間単価がUP。
スカウトメールをもらうコツは、実績を積んで高評価を獲得することと、プロフィールを充実させることです。資格、前職の経験、大学の専攻、稼働時間、ブログのPV数、SNSのフォロワー数など、自分なりのアピールポイントを探してみてください。
また、クラウドワークスの場合、実績を積むと「CWサポート」という運営案件に取り組めるようになります。運営案件は、招待メールが届いたライターのみが取り組める案件です。
文字単価1円以上の運営案件に招待されると、時間単価がUP。
スカウトメールをもらうコツや運営案件の詳細については、下記の記事で詳しく解説予定です。
WEBライター6ヵ月目:メディアに応募する
スカウト案件や運営案件を中心に引き受けることで、時間単価は大幅にアップしました。この頃はもう、応募することはほぼなくなりました。
同時に、クラウドソーシングサイトを介さずに、顔の見える付き合いで仕事を引き受けられないかと考えるようになりました。クラウドソーシングサイトを介している以上、どこかクライアントとライターの間に距離があるように思えたのです。
もっとビジネスとして、しっかり関係性を築きたい。そう思って、「WEBライター 求人」でググりました。
そうすると、意外にもたくさん求人がありました。実際に求人に応募するのはまだ少し先なのですが、外の世界の広さを感じ、クラウドソーシングサイトを卒業することを本気で考えるようになりました。
「ライター 求人」でググると意外とヒットする。
そして、「メディアに自分で応募する」という方法に辿り着きます。自分の書きたい分野で、自分の力が活かせそうなメディアを数日かけて探しました。そして、自己紹介とこれまでの執筆実績をまとめ、無謀にもHPの「お問い合わせ」から応募しました。
特にライター募集をしているわけではなかったので、めちゃくちゃ緊張しましたし、迷惑かとも悩みましたが、「なるようになる!!」と、思い切って送信。結果、編集長からご連絡いただき、スカイプ面談をすることとなりました。
その後は、トントン拍子で業務委託契約を結ぶことが決まりました。
実績を積んだうえで、書きたいメディアに直接応募する。
この時に感じたのが、「クラウドワークスで培った経験があったからこそ、編集長との面談にまで至った」ということです。さまざまなメディアで執筆したことで、私はメディア運営者の意図や目的を、自然と理解できるようになっていました。
だからこそ、応募の際に「私が執筆することで、メディアにこんな価値をもたらせる!!」とアピールできました。1つ1つ階段を昇ったからこそ、直接契約にいたったと思っています。
WEBライター1~6ヵ月目の執筆ペース
1~3ヵ月目は再掲になりますが、執筆ペースをご紹介します。
1ヵ月目:タスク案件3件 2,200字以上
2ヵ月目:タスク案件1件、連載記事10記事 22,000字以上
3ヵ月目:連載記事20記事、単発記事21記事 72,500字以上
4ヵ月目:継続案件30記事、単発案件28記事 104,500字以上
5ヵ月目:継続案件40記事、単発案件24記事 125,000字以上
6ヵ月目:継続案件40記事、単発案件8記事 86,000字以上
こうやって見ると、「量→質」へとシフトしていったのがわかりやすいですね。。
月収の推移は下記の記事で紹介しているので、よかったらご覧ください。
WEBライター4~6ヵ月目で大切なこと
最後に、WEBライターを始めて4~6ヵ月目の時期に大切だと思うことをまとめます。
向き不向きを決めつけない
「このジャンルは面白そう!」と思って取り組んでも、ぜんぜん報酬につながらないことがあります。逆に「難しかった!!品質大丈夫かな…」と思って納品した記事が、クライアントに絶賛されたり。
向き不向きは自分ではわかりません。実際に取り組んで、「このジャンルで稼げるか」「クライアントから高評価をもらえるか」を、試してみてください。そうすれば必ず、自分に合ったジャンルが見つかると思います。
案件を見極める眼を養う
1~3ヵ月目は「何となく興味がある」というレベルでがんがん取り組みましょう。ただ、その後は案件を見る眼を養うことが大切です。
- 時間帯単価は優れているか
- クライアントは信頼できるか
- スキルアップにつながるか
案件に応募する前に、立ち止まって検討してみてください。
たとえば、クライアントページを見た時、「募集案件」ばかり出しているクライアントなのか、「スカウト案件」も出しているクライアントなのか。狙うべきは後者です。クライアントが納品に満足すれば、スカウト案件を回してもらえるかもしれません。
さまざまな角度から、自分にとってのその案件の価値を見極めることが大切です。
量から質へとシフトする
大量に受注して大量に納品するのも、1つの稼ぎ方です。ただ、そのやり方は私には合わないと感じていました。
だからWEBライターを始めて6ヵ月目の時点で、「量から質へ」大きく方向転換を試みました。月収100万円を達成した今、この時の判断は間違っていなかったとしみじみ思います。
品質にこだわることで、替えのきかないライターになれます。そうすれば、クライアントに大切にしてもらえるし、おのずと報酬もアップします。
WEBライターを始め、ノンストップで走り抜けた半年
色々思い出しながら書いていると、書きたいことがあふれて、すごい文字数になっていました…^^;
1~6ヵ月目まではノンストップで試行錯誤を繰り返し、このあと恥ずかしながら3ヵ月ぐらい中だるみを迎えます。。中だるみ中は、ほとんど継続案件しかこなさずに遊びほうけていました。
その後また一念発起して、スキルアップにいそしみます。中だるみに至った経緯、中だるみを脱した経緯についても、改めてお伝えできればと思います。
長々とお読みいただき、ありがとうございました。