仕事

未経験・初心者の私がWEBライターを始めて1~3ヵ月目に取り組んだこと

こんにちは、小舟(こぶね)です。

今日は私がWEBライターを始めて最初に取り組んだことを具体的にお伝えします。長くなりそうなので、今回は1~3ヵ月目の取り組みを重点的にまとめました。

WEBライターを始めたばかりの頃は、右も左もわからなくて手探り状態でした。あの頃の私の試行錯誤が、これからWEBライターになる方の役立てば幸いです。

なお、WEBライターになるための手順は下記の記事で紹介しています。

【初心者向け】WEBライターを始める簡単4ステップ

WEBライター1ヵ月目:タスク案件に取り組む

まず、シュフティというクラウドソーシングサイトに登録し、タスク案件に取り組みました。タスク案件とは、質問に対して文章で回答するだけの簡単な仕事です。

最初に取り組んだ案件の文字数と単価は下記の通りです。

 

  • 「漫画の感想」50字以上 10円
  • 「冠婚葬祭の体験談」100字以上 20円
  • 「仮想通貨について」500~2,000字 50円

文字単価にすると、0.1~0.2円ぐらいです。

なにはともあれ、サイトの使い方を覚えるのと、どんなジャンルの依頼があるのかを観察しました。

WEBライター2ヵ月目:継続案件に取り組む

クラウドソーシングサイトでは、タスク案件の場合、納品後に承認されれば自動的に報酬が確定します。そのため、通常はクライアントとやり取りすることはありません。

しかし、タスク案件が終了したあと、クライアントから「継続執筆しませんか」とお声がけいただきました。テストの意味合いでタスク案件を募集し、気になったライターに声をかけているクライアントもいるようです。

そして、継続的にあるメディアで執筆することになりました。単価は下記の通りです。

2,000字×10記事=20,000字 8,000円

文字単価にすると、0.4円です。このクライアントはとてもいい方で、「リード文の意味」「ネットの文章構成」「ワードプレスの使い方」などをとてもわかりやすく教えてくれました。

WEBライター駆け出しの私は、このクライアントに育ててもらったといっても過言ではありません。

教えてもらっている分、少しでもクライアントにメリットがあるよう、私も色々工夫していました。意識していたのは、下記のようなことです。

  • 修正に応じられるよう、期限より早めに提出する。
  • 過去記事の誤字やリンクミスに気づいた時は伝える。
  • 調査中・執筆中に気になったことは、そのままにせず、チャットで伝える。
  • 指摘事項はメモ帳にまとめ、同じ間違いをしないようにする。
  • 記事のブラッシュアップにつながることはガンガン質問する。

また、この頃からプロジェクト案件に応募し、20記事をまとめて受注しました。プロジェクト案件とは、応募して審査を受けてから契約する案件のことです。

1,500字×20記事=30,000字 6,000円

こちらは文字単価0.2円。好きなテーマだったので、無理なく書けました。やっぱり、好きから嫌いかは執筆時間や品質に大きくかかわってくると実感しました。

WEBライター3ヵ月目:案件応募の流れに慣れる

継続契約をしっかり納品しつつ、意を決してクラウドワークスに登録します。この時は、潮だまりから大海原に飛び込んだ小魚の気分でした(笑)案件ごとに応募者の人数が多く、最初はすごく怯えてました^^;

私は登録して数日は応募せず、1日に数回どんな案件が募集されているかチェックしていました。条件のいい案件だと、すぐに応募者が殺到します。そういう案件を見つけたら、できるだけすぐに応募した方が決まりやすいです。

クライアントもライター募集やらテスト記事のチェックやら、面倒に決まっています。いいライターがいれば、早めに決めうちたいと思っていることも少なくありません(応募締め切ってから全員平等に審査されるケースももちろんあります)。

こうやって「どうすれば審査に通りやすいかな」「条件のいい案件にはどういうジャンルが多いかな」と、自分なりに観察を続けるとともに、少しずつ実績を積んでいきました。

また、プロフィールを充実させることはとても重要です。インターネット上で仕事を依頼するのって、依頼する側からしたら怖いものです。いくらクラウドワークスに登録してるとはいえ、「写真なし」「プロフィール文手抜き」とかだと、怖くて依頼できません。

プロフィールを書くのは、「クライアントに安心してもらう」ためです。華々しいライター実績をアピールする必要はありません。極端にいえば、クライアントが品質にとことんこだわりたいなら、クラウドワークスではなく別のルートでライターを探しているはずです。

クライアントがクラウドワークスのライターに求めるのは「熱心に取り組んでくれる」「きちんと連絡がとれる」といったことです。なので、プロフィールは熱心で誠実な人柄が伝わるように書きましょう。

他のライターのプロフィールをたくさん読んで参考にするのもいいと思います。

WEBライター1~3ヵ月目の執筆ペース

SNSで質問いただくことが多いので、執筆ペースをご紹介します。

1ヵ月目:タスク案件3件 2,200字以上
2ヵ月目:タスク案件1件、連載記事10記事 22,000字以上
3ヵ月目:連載記事20記事、単発記事21記事 72,500字以上

その月に確定した報酬をもとに割り出したので、実際に執筆した月と、少しズレがあるかもしれません(ここまでの見出しともちょっとズレがあるかも…)。執筆した月と納品後に報酬が確定する月が違ってくることも多いので、お目こぼしください。。

こうやって見ると、意外と自分たくさん書いてたんだな……と思います。仕事をやめて収入が途絶え、親には頼れない状況で(親は健在ですが諸々の事情で負担をかけたくなかったんです)、背水の陣で取り組んでました。

この頃、「人間は息を吸って生きてるだけで、お金がかかるんだな」としみじみ思いました。寝る場所を確保しようと思ったら家賃がかかるし、食べれば食費がかかるし、トイレに行けば水道代がかかる。生活の中ですごくお金を意識してました。

「今日の報酬は〇〇円、私が生きるのにかかったお金は〇〇円……やばい赤字だ」という意識が常にありました。

月収の推移は下記の記事で紹介しているので、よかったらご覧ください。

【前編】WEBライター月収50円→70万円超に至ったこれまでの経緯

WEBライター1~3ヵ月目で大切なこと

最後に、WEBライターを始めてすぐの1~3ヵ月目の時期に大切だと思うことをまとめます。

とにかくやってみる

まずはやってみないことには始まりません。最初はクラウドソーシングサイトの使い方に戸惑ったり、クライアントとのやり取りがうまくいかなかったりすることもあるでしょう。
でも、誰でも最初は戸惑って当たり前です。あまり気負い過ぎず、サクサクやってみることが大切です。サイトの使い方ややり取りは、慣れればそんなに負担なくできるようになります。

納得いくまで継続する

最初にWEBライターを始めた時「これなら、バイトした方がいいじゃん…」と思う人は多いはずです。
最初は「30分かけて100円」「1時間かけて300円」の世界です。でも私は、WEBライターの仕事に可能性を感じていました。自分は書くことが好きだし、この業界で経験を積めば、もっと先を目指せるという期待感がありました。
現状の時間単価を考えると、投げ出したくなるかもしれません。でも、もうちょっと先を見据えて、明るい未来が開けていると自分自身が感じるなら、継続してみてください。
継続した結果、努力が成果につながり始めると、一気に楽しくなります。

 

本当にWEBライターが向いているか自問自答する

私はWEBライターという仕事が好きですが、手あたりしだいに誰にでもおすすめしようとは思いません。人には向き不向きがあるからです。

向いていないのに無理をして取り組んでも、一定のレベル以上にいくと、成長が止まってしまいます。本気でWEBライターになりたいか、もう一度自問自答してみてください。

ネットで稼ぐ他の方法については、下記の記事でも紹介しています。

【前編】27歳無職。生きるため、お金を稼ぐあらゆる方法を考えてみた

 

WEBライターは夢のある職業

最初は私も時給100円ぐらいのスタートでしたが、今では時給7,000円を超えました。そう考えると、WEBライターはとても夢のある職業です。

自宅で好きな時間に働けるため、病気療養中の方、障がいのある方、子育て中でフルタイム勤務が難しい方でも、できる範囲で無理なく続けられます(私がWEBライターを始めたきっかけも、うつで外出が難しかったためでした)。

私のブログを読んで「こんな仕事もあるんだな」「やってみようかな」と思っていただけたら幸いです。

WEBライターを始めてすぐの頃に学ぶべきこと、意識すべきことは下記の記事でも詳しく解説しています。よかったら参考にしてください。

未経験・独学から月収90万WEBライターになるまでに努力したこと【前編】