仕事

現役Webライターの私が思う「いいクライアント」の条件

こんにちは、小舟(こぶね)です。

前回「避けるべきクライアント」の記事を書いたので、今回は「いいクライアント」について書きます。

いいクライアントとのご縁こそ、スキルアップ&収入アップを叶える近道だと思います。私も、何度かいいクライアントとの出会いがあり、その都度Webライターとしての階段を上れました。

参考になれば幸いです。

読者に良質な情報を届けようという姿勢がある

正直、これが一番大事だと私は考えています。「読者に良質な情報を届ける」という姿勢が欠けていると、そのメディアは伸びません。

メディアが伸びなければ、当然契約は打ち切りになります。Webマーケティング会社や記事作成代行会社の場合、倒産リスクすらあります。

中には、「質より量」というメディアも存在します。その存在自体は、別に否定しません。それはそれでニーズがあることも理解しています。

ただ、Webライターとしてのスキルアップにもつながらないので、避けた方がいいと思います。私も記事を量産するタイプのメディアで何度か執筆しましたが、何となく「Webライターとしての先が見えない」と感じて途中でお断りしました。

「読者に良質な情報を届ける」という姿勢のメディアには、自然とレベルの高い編集者が集まっています。そのため、修正内容からグングン学べます。

「修正しときましたよ~」とアップしてくれるクライアントも多いですが、編集者がどういう風に編集したかは、お金にならなくても必ず目を通してください。

Webライターを「個人」として認識してくれる

最初の依頼と指示内容がそもそも変わってるのに、半分ぐらいの書き直しを平気で要求してくる……そんなクライアントに出会ったことありませんか?正直、相手はパソコンの向こうに人間が座ってると思ってないんだろうなと感じました(#^∀^)

だからこそ、Webライターを個人として認識してくれるクライアントはとても貴重な存在です。人間対人間の関係を築けると、ストレスを感じることはほとんどなくなります。

個人としての認識があれば、そこには自然と気遣いが生まれます。

「今忙しいですか?」「他案件はどんな感じですか?」「修正2回目可能ですか?」「ミーティングの時間ありますか?」そんな言葉かけをしてくれるクライアントとのご縁は、大切にしましょう。

「育てる」意志のあるクライアント

これは特に、Webライターを始めてすぐの頃に付き合うべきクライアントです。

「育てる」意志のあるクライアントは、「ここをこう変えてください」ではなく、「こういう理由で、こう変えると、よりわかりやすくなります」という風に、理由や背景を説明してくれます。

単純に修正原稿が上がることより、こちらが納得したうえで修正することを重視してくれます。

「育てる」意志のあるクライアントの仕事は、向こうにも「育てる」という負荷がかかっている以上、単価はあまり高くありません。スキルアップしたら、いずれは他の仕事を探すべきです。

でも、最初の頃にお付き合いしておくと、今後Webライターとして仕事をするうえで、大きな糧になります。

ただし、「教育してやるから」という名目での搾取には注意が必要です。

極端に単価が低いのに、何度も「スキルアップにつながるから」と修正させられたり、追加報酬なしで突然「勉強になるから」と構成作成まで任されたり、Webライター同士のミーティングに繰り返し呼ばれたり(仲良くさせて報酬以外の満足度を上げるため?)。

こういったクライアントとの付き合いは、考え直した方がいいと思います。何となく居心地がいいからと長居すると、貴重な時間を失ってしまうことになります。

クライアントを選ぶといいクライアントが増える

私はどんなことも、需要と供給、お互いの関係性で決まると思っています。

「悪いクライアントが存在する」のは、悪いクライアントであっても仕事を引き受けるWebライターがいるからでもあります。Webライター側が、きちんとクライアントを見極めることで、クライアントの質も上がっていくと考えています。

いいクライアントが増え、いいWebライターが増え、お互いが心地よく仕事できればいいなと心から思います。

 

「避けるべきクライアント」については、こちらの記事をご覧ください。

避けるべきクライアントとは?現役WEBライターが教える見極めポイント