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月収70万=30万?フリーランスの手取り額を会社員の給与に換算

こんにちは、小舟(こぶね)です。

フリーランスで月収が増えるのはうれしいもの。「しめしめ、今月はここまでいったか…」と売上管理表を見てニヤニヤすることも(え、みんなしてるよね??)。

でも、「会社員の給与と比べてどうなんだろう?」と気になりますよね。フリーランスは退職金や厚生年金がないため、老後資金の積立も会社員より多く必要です。

今日は、フリーランス2年目の私の月収を、会社員の給与に置き換えてみました。いい意味で衝撃を受けたので(笑)、これを機に気を引き締めていこうと思います。

月収70万円で浮かれていると危険?会社員の月収に換算すると…

さて、では早速2019年12月総支給額773,000円、手取り額70万をもとにシミュレーションしてみます。

まず、シミュレーションの前提条件を表にまとめました。

手取り額を17ヵ月(給与12ヵ月+賞与2.5ヵ月×2回)換算すると、495,000円。

そこから、経費や健康保険料、住民税等を差し引いていきます。所得税は還付になるので、その分はプラスして調整します。会社員が将来受け取れる退職金・厚生年金は、積立として差し引きます。

※私は小規模やiDeCoにフルで加入しており、節税効果を含めています。会社員との比較という目線から、ふるさと納税は加味していません。

あくまで私の場合ですが、月額手取り70万円を会社員の毎月の手取り額に換算すると、315,700円という衝撃の結果でした。ちなみに、夏・冬の賞与手取りはそれぞれ約124万円です。

会社員の賞与2.5ヵ月というのは総支給額の話で、実際は所得税や社会保険が差し引かれるわけなので、この試算ではやや賞与が多くなり過ぎな印象ではあります。が、危機感を持つための試算なので、これでよしとします(無理矢理)。

月手取り315,700円、賞与手取り約124万円を年間手取りにすると、約626万円。これを会社員の年収に直すと、約850万円です。

総支給額773,000円の年収換算は約927万円なので、年収ベースでいえば70~80万円ぐらいマイナスした会社員と同じぐらいというところでしょうか。

フリーランスこそ綿密な資金計画を!

フリーランスで堅実にお金を貯めたいと思うなら、資金計画が大切です。

会社員は、年金も健康保険も住民税も、毎月会社が差し引いてくれます。突発費用に備えられるよう、ボーナスも設定してくれています(賛否両論あるとは思いますが)。また、老後資金の積立すら会社が退職金として一部担ってくれます。

一方フリーランスだと、健康保険料や住民税をまとめて支払う人も多いでしょう。退職金積立の小規模企業共済も、年払いで前納すると割引が受けられます。

まとまった支出に備え、あらかじめ一定のお金は「ないもの」として考えておかなければなりません。入金額を見て浮かれることなく、堅実に将来に備える視点が大切です。

フリーランスが貯金すべき金額については、下記の記事で算出しています。

フリーランスの将来の備え|年金と退職金をどう見積もる?