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避けるべきクライアントとは?現役WEBライターが教える見極めポイント

こんにちは、小舟(こぶね)です。

どんなクライアントと付き合うかは、フリーランスにとって非常に重要です。収入も、スキルアップできるかどうかも、かなりの部分でクライアントにかかっていると思います。

今日は、私が実体験から学んだ「Webライターが避けるべきクライアント」の特徴を紹介します。

避けるべき★★★返信が極端に遅い、デリカシーがない

直接契約だとありませんが、クラウドワークスでは時たま見かけました。

返信が極端に遅いのは、社会人としておかしいです。また、デリカシーがないなと感じるクライアントも、避けた方がいいです。

こういったクライアントは、突然連絡がつかなくなったり、未払が続いたりといったことに陥りやすいです(実際に私も経験しました)。

最初は見極めるのが難しい場合もありますが、実体験をもとに兆候を書き連ねると、下記のような感じです。

  • こちらが返信後1週間寝かせて返信がきたのに、すぐにこちらに返信を求める内容。
  • 敬語がおかしい、句点が抜けている、コピペ失敗したような謎の文章が入ってる。
  • 仕事内容を説明する前に「1ヵ月何字書けそうですか?」
  • こちらの質問には答えず、要望だけを伝えてくる。

途中からこういうクライアントには、ものすごくカッチリした返信をするようにしていました。そうしたら、不思議と返信がこなくなるので、撃退できたなと。。

「仕事内容がわからないと、調査時間も不明なので、回答できません。品質にこだわって執筆しているので、ジャンル・文字数・構成の有無・メディアの意図・ターゲット・画像選定の有無・入稿作業の有無をお教えいただけますでしょうか。平日でしたら24時間以内にお返事します」

こんな感じです。。こういう雑なクライアントは、うっかり引き受けると、あれもこれもと仕事を上乗せされる危険性があります。

クラウドワークスでは、1回契約すると評価をつけられるリスクがあるので、くれぐれも注意してください。

避けるべき★★いい人過ぎる

意外ですが、これも実体験としてしみじみ感じました。

ある時、「この内容でこの報酬は高すぎない…?」と思う仕事を引き受けました。商品紹介なので専門性は必要なく、署名がないので責任もあまりなく、こちらからすると「割のいい」仕事でした。

クライアントは「明らかに一人一人に返信しているな」という丁寧な文章で、納品後に連絡をくれていました。

しかし半年後、突然メディアは閉鎖することに。。継続執筆という話でしたが、半年間で終了しました。

おそらく、Webライターに支払う報酬過多で、利益が出なかったんだと思います。当たり前ですが、クライアントが利益を出していないと、メディアは継続しません。

「割のよすぎる」案件は突然終了するリスクがあるので、これはこれで避けた方がいいと学びました。

避けるべき★Webライターを個人として見ていない

ライティング案件の中には、大量発注の物があります。管理シートを見るとライターは数十人から100人超ということも。メールは常に一斉送信、記事は社員の誰かが確認して公開しているよう。

これはクライアントが悪い訳ではありません。ただ、Webライターとしては成長できないため、避けた方がいいと私は考えています。

個人として認識されていないので、単価交渉は望めませんし、スキルアップにつながるようなフィードバックも得られません。

こういう案件では、納品数に応じたインセンティブが設けられていることが多いです。でも、数で一時的に報酬が上がっても、たかが知れています。

「来るもの拒まず、去るもの追わず」というスタンスのクライアントが多いので、その自由さに惹かれるなら、継続するのはアリでしょう。

ただ、Webライターとしてスキルアップを目指すなら、あまりおすすめできません。個人として認識してくれるクライアントと付き合う方が、成長できます。

避けるべき★修正内容に納得感がない

修正された記事を見て「ぶっちゃけ、修正前の方がよかったんじゃ…」と思ったことありませんか?私は何度かあります(笑)

単価1円でとあるメディアで執筆していた時、修正指示にどうしても納得できず、自分がおかしいのかと悩んだことがありました。

「この方が読者のためになりませんか?」と食い下がっても、「いえいえ、とりあえずこっちでお願いします」と。。

(とりあえずってなんだよ!!と内心思ってしまう、ちょっぴり過激なライターでした^^;自分の書いたものが歪んだ形で読者に届くのが嫌だったんです。。)

でもその後、単価7円のメディアで執筆するようになり、編集者からの修正指示が驚くほどスッと入ってくるようになったんです。

修正指示で「確かにこっちの方がわかりやすい!」と思うと勉強になるし、成長実感もわきます。

もちろんまずは真摯に修正指示に耳を傾けるべきですが、あまりに方向性が合わないなら、潔く気の合うクライアントを探した方がいいと思います。

違和感を抱えたまま仕事をするのは思っているよりストレスになるので、気をつけましょう。場合によっては、書くことが嫌になってしまう危険性もあります。

いいクライアントとの付き合いが成長につながる

いいクライアント・悪いクライアントを見極める際には、自分が何を目指すのかを明確にしておくことも大切です。

「修正依頼もないし、短時間で納品できるし、楽ちん」と思っていても、スキルアップにつながらない案件だと、収入は横ばいです。

「修正依頼でやり取りが発生し、時間がかかるし大変」と思っていても、結果的にスキルアップにつながれば、1年後2年後には大きく収入が上がるかもしれません。

長期的な視点で、いいクライアント・悪いクライアントを見極めることが大切です。