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未経験からのクラウドワークス攻略法!スカウト&運営案件って?

こんにちは、小舟(こぶね)です。

「クラウドワークス=搾取」「WEBライターは稼げない」という見方があります。WEBライターを始め、情報収集のためにググってみたところ、私は度々この意見を目にしました。

結論からいうと、私は「クラウドワークスはやり方次第で稼げる」と考えています。

実体験としても、未経験・ツテなしでWEBライターを始め、半年後にクラウドワークスで時給換算5000円を達成しました。

今回は、私が実践してきたクラウドワークス攻略法をご紹介します。

クラウドワークスで稼ぐための3ステップ

私が実際に辿ったステップは、下記の通りです。

ステップ1.タスク案件で修業
ステップ2.プロジェクト案件で下積み
ステップ3.スカウト案件/運営案件で稼ぐ

なお、時給5000円を達成したのは「ステップ3.スカウト案件/運営案件で稼ぐ」の時です。

続いて、それぞれのステップでの取り組みを具体的に解説していきます。

ステップ1.タスク案件で修業

タスク案件は10件以内で十分です。

応募&審査なしで納品できるのがタスク案件のメリットですが、単価の低い案件が多く、スキルアップにもつながりません。クラウドソーシングサイトは初めてという場合に、操作に慣れる目的で活用しましょう。

ステップ2.プロジェクト案件で下積み

プロジェクト案件では、まず案件募集を見て気になる案件に応募し、審査やテストライティングを経て、契約に至ります。

プロジェクト案件には、継続的に発注を受けられる継続案件と、納品したら終了する単発案件があります。

クラウドワークス上で明確に区分されているわけではなく、クライアントの意向というぐらいに考えてください。「継続希望」「長期継続」といったタイトルで募集されていると、継続案件だと判断できます。

プロジェクト案件に取り組む時は、継続案件でスキルアップし、単発案件で得意ジャンルを見極めることが大切です。それぞれ、もう少し詳しく解説していきます。

継続案件でスキルアップ

スキルアップにつながるのは、継続案件です。

継続案件の場合、ライターを育ててライターのスキルが上がれば、クライアント側にもメリットがあります。そのため、単発案件の場合と比べて、アドバイスを得られる可能性が高くなります。

あまりにも的外れなアドバイスを真に受ける必要はありませんが、ためになる内容だと感じたなら、修正には快く応じましょう。クライアントも、アドバイスすることでライターが離れるのを恐れています。

「アドバイスためになります!」「勉強になるので、修正がある場合はぜひご連絡ください!」というスタンスでいると、アドバイスをもらいやすくなり、お互いにとっていい関係を築けます。

私は実際、ワードプレスの操作を一から教えてもらったり、おすすめの書籍を紹介してもらったり、かなり丁寧に育てていただきました。WEBライターとしての基礎を形作ってもらえたので、そのクライアントには今でもとても感謝しています。

スキルアップ目的で継続案件を探すなら、大量のライターに大量発注しているような案件は避けましょう。最低限、ライターを個人として認識してくれるクライアントを選ぶことが大切です。

単発案件で得意ジャンルを見極め

継続案件と同時並行で、複数の単発案件に応募し、得意ジャンルを見極めます。できるだけ先入観を持たず、幅広いジャンルに挑戦することが大切です。その中で、自分に合った分野・稼げる分野を見極めます。

ジャンルの見極めについては、下記の記事で詳しく解説しています。

未経験・初心者の私がWEBライターを始めて4~6ヵ月目に取り組んだこと

ステップ3.スカウト案件/運営案件で稼ぐ

スキルアップし得意ジャンルを見極めれば、プロジェクト案件だけでかなり稼げるようになるはずです。

ただ、「募集案件のチェック→応募→審査→マニュアル熟読」のループははっきり言って消耗します。ここから抜け出す方法が、スカウト案件運営案件です。

スカウト案件とは

スカウト案件とは、案件募集では公開されていない、スカウトメールで依頼される案件のことです。

ややこしいのが、募集案件に誘導するための、一斉送信のスカウトメールも存在することです。明らかに一斉送信されているとわかるものや、「下記の募集案件にぜひご応募ください(公開されてる)」というようなものは、ここではスカウト案件とは呼ばないでおきます。

スカウト案件では、クライアントとやり取りをしながら、条件を詰めていくことになります。スカウト案件のメリットは下記の通りです。

  • 報酬が高い。
  • 応募や審査の手間がかからない。
  • 執筆に専念できる。

スカウト案件は、募集案件と比べて文字単価が高いことがほとんどです。私の場合、1円から4円ぐらいで提案されました。

また、スカウト案件だと、相手がプロフィールや実績等を見て「このライターに依頼したい」と思って連絡してくれています。

そのため、単価交渉をしやすい状況です。また、クライアントによっては、納品物を見て数万円単位のインセンティブをつけてくれることもあります。

続いて、応募や審査がないのも大きなメリットです。審査やテストは形式的に行われることはありますが、スカウト案件で審査に落ちたことはありません。

最後に、スカウト案件では画像選定や入稿作業を求められることはなかったので、執筆に専念できました。絶対ないとは言い切れませんが、わざわざ高い単価を払ってライターに依頼するのに、単純作業を任せようとするクライアントは少ないと思います。

スカウト案件が安定的に届くようになれば、収入の総額も時間効率も大幅にアップします。

ただ、「1ヵ月に何字ぐらい書けそうですか?(突然)」や「2000字500円でどうですか?ご検討ください♪」みたいな地雷風のスカウト案件もあるので、そこら辺は自衛のため無視した方がいいと思います。

見極めは難しいですが、文体がおかしかったり、高飛車だったりします。私は文字単価1円を切る案件は、怪しく感じることが多かったので、引き受けませんでした。

運営案件とは

運営案件とは、クラウドワークスの運営が、一定の実績を持つライターに依頼する案件のことです。スカウト案件同様、メールボックスに連絡がきました。運営案件のメリットは下記の通りです。

  • 報酬がやや高い。
  • 応募や審査の手間がかからない。
  • 執筆に専念できる。
  • 企業と直接やり取りしなくていい。

文字単価は、募集案件とスカウト案件の間ぐらいの印象です。具体的には、1円から1.5円ぐらいでした。

ただ、企業とのやり取りがなく、運営がすべてサポートしてくれるため、負担感がありません。募集案件の1円から1.5円と比べると、時間単価はかなり上がります。

応募や審査の手間がかからないことや、画像選定や入稿作業がなく執筆に専念できることは、スカウト案件と同様です。

企業とのやり取りがないことについては、一長一短かと思います。確かに楽ですし、時間単価は上がるのですが、私はどこか物足りなさを感じてしまいました。

「誰に何のために納品しているのか」がわかり、いいにしろ悪いにしろ相手からの反応がある方が、私はやりがいを感じます。

ただ、スカウト案件が常にあるわけではないので、運営案件の受注量で調整していました。

スカウト案件・運営案件を獲得する方法

私はクラウドワークスの一利用者なので「これをすれば絶対獲得できる」という話はできません。ただ、私なりにスカウト案件の獲得に向けて取り組んだことを紹介します。

ちなみに運営案件については、私は存在を知りませんでした。スカウト案件を獲得し始めたのと同じ時期に依頼を受けたので、関連性はあるかもしれません。

実績を積む

何をいまさらと思うかもしれませんが、実績は大事です。

クライアントからすると、インターネット上で顔の見えない相手に依頼するのは、少なからず不安です。実績は、クライアントの不安を払しょくする重要な指標です。

評価5を獲得することはもちろんですが、単価の低い案件に応募しないことも大切だと思います。クライアントは、ライターが過去にどんな実績を持つか、仕事内容をチェックしていることがあります。

登録初期に「初心者歓迎」の案件に応募するのは自然ですが、数年経ってもそういった案件にしか取り組んでいないと、向上心や成長意欲の観点から、いい印象を与えることはできません。

少しレベルが上の案件に挑戦し、全力で納品して高評価を獲得することで、実績を積み上げていく姿勢が大切です。1つ1つの案件が勝負という感覚を持った方がいいと思います。

プロフィールを充実させる

プロフィールは、スカウト案件を獲得するうえで非常に重要です。

私は情報が盛りだくさんのプロフィールを作っていましたが、「この内容が響いたのか…」という項目でスカウトを受けたこともありました。

性別・年齢・子ども時代の体験・部活動・アルバイト経験・大学の専攻・転職経験・ペットなど、何がスカウトにつながるかわかりません。スカウトの芽になりそうな要素は、プロフィールに記載しておいた方が有利だと思います。

また、書き方で自分の姿勢や人柄を伝える工夫も大切です。たとえば「SEO記事では、検索上位記事を徹底的に分析し、質の高い記事の執筆に努めております」といった文章があると、きちんとした印象につながります。

クライアントは、ライター歴や執筆歴だけでライターを探しているわけではありません。総合的に見て「この人になら安心して依頼できそうだ」という印象を与えることが大切です。

プロクラウドワーカーになる

プロクラウドワーカーについては、私は意識しないうちに認定されていました。

実際、私がプロクラウドワーカーになったのは、スカウト案件が届き始めてからです。なので、スカウト案件を獲得する方法として紹介するのはどうかとも思いましたが、継続的にスカウトされる確率は上がると思うので、紹介させていただきます。

プロクラウドワーカーの認定要件は、下記の通りです。

  • 納品完了率90%以上
  • 総合評価4.8以上
  • 獲得報酬額月間200位以内
  • スカウト5回以上
  • コミュニケーション評価4.以上
  • プロフィール&自己PR入力済

スカウトに関しては、一斉送信のスカウトもおそらく含まれるので、そんなに難しい要件ではないと思います。

ネックは「獲得報酬額月間200位以内」でしょうか。ただ、過去1年間で1回以上なので、1ヵ月だけ案件を詰め込んで、認定を受けるのもいいかもしれません。

プロクラウドワーカーになると、プロクラウドワーカーのマークが表示され、プロクラウドワーカー専用ページに掲載されます。また、サイトやメルマガで紹介されたりと、クライアントの目に留まりやすくなります。

そのため、スカウト案件&運営案件を継続的に獲得しやすくなると思います。

クラウドワークス攻略の鍵はスカウト案件と運営案件

スカウト案件・運営案件を中心に執筆するようになると、一気に収入が安定します。応募したり審査結果を待ったりする必要がないため、時間のロスも発生しません。

スカウト案件が増えてからは、条件の合わない案件は断るようにもなりました。複数のスカウト案件のうち、条件のいいものを選んで受注すればいいので、気が楽です。

クラウドワークスで本気で稼ごうと思うなら、スカウト案件・運営案件を狙ってみてください。

今回は、私の体験談をもとに、クラウドワークスの攻略法を解説しました。WEBライターの方の参考になれば幸いです。

 

クラウドワークスに限らず、WEBライターとして月収を上げるために努力したことは、下記の記事でまとめています。あわせてご覧ください。

未経験・独学から月収90万WEBライターになるまでに努力したこと【前編】