こんにちは、小舟(こぶね)です。
今日はInstagramで実施したアンケート結果をもとに、Webライターのペンネームについて考察してみます。
Webライターのペンネーム事情
「ペンネームあり案件の執筆経験」と「ペンネームの個数」について、Webライターの方を対象に、私のInstagramアカウントでアンケートを実施しました。
ペンネームありのライティング経験者は38%という結果です。クラウドワークス等を見ても、ペンネームなしの一般的なWebメディアや、アフィリエイトブログでの執筆案件が多いので、納得の結果です。
続いてペンネームありライティングの経験者にペンネームの個数を尋ねたところ、1つのペンネームを使っている人が8割でした。
1つのペンネームを使うメリットは、実績が分散せず、認知度が高まることです。一方、2つ以上のペンネームを使うメリットは、読者のペルソナに合わせられることだと思います。
Webライター2年目、小舟の場合……
私が今請け負っている仕事は、ペンネームありが3割、なしが7割くらいです。
(ブログやInstagramではクライアントに気を遣わず伸び伸びやりたいので、小舟の名前は使っていません)
私の印象では、ペンネームなし案件が一概に報酬が低いというわけではありません。ただ、ペンネームなし案件の中に、極端に報酬が低い案件が多いのも事実です。
ペンネームありの仕事をしておくと、実績としてアピールできます。そのため、いい条件で仕事を獲得できる可能性が高まります。
また、人脈作りなどで「書いた記事を読んでみたい」と言われた時も、すぐ検索して記事を見せたり、リンクを送ったりできます。
そのため、ペンネームありのメディアを探して応募し、ペンネームで執筆した実績を作っておくのも戦略の1つかなと思います。
ペンネームの使い分け
私は今、2つのペンネームを使い分けています。それぞれの使い分けは、下記の通りです。
ペンネーム①
執筆メディア:専門性が高い
画像:スーツの写真
- 説明がメイン、読み手の寄り添う姿勢
- 文章はやや長め、言葉遣いは丁寧に
- わかりやすさより正確性
ペンネーム②
執筆メディア:女性向け
画像:私服写真orイラスト
- 実体験もまじえて語るフランクな姿勢
- 文章は短め、言葉遣いは砕けて
- わかりやすさ、読みやすさ重視
ペンネームなしライティングだと芽が出ない?
Webライターをしていて「ペンネームなしライティングばかりじゃ、芽が出ない」「いずれ使い捨てられる」という言葉をかけられた経験があります。でも私は、ペンネームなしライティングにもやりがいを感じるし、意義があると思っています。
ペンネームなしライティングは、主に「書き手の顔が見えないパターン」「特定の誰かが書いているように書くパターン」に分けられます。私は実は、後者のパターンが大好きです(笑)
その人の持ち味とか雰囲気とか、よさが存分に発揮されるように書くのが楽しいんです。本人にチェックしていただいた時、「違和感がない」「僕がすごくいい人間に見える(笑)」といった言葉をもらえると、うれしくなります。
前者の「書き手の顔が見えないパターン」では、できるだけ自分の影を薄くして、純粋に情報の精度を高めて書くのが楽しいです。そういった記事では、公平・客観的・中立という印象を与えられるよう、自分の味が出ないように気をつけます。
むしろ黒子やサポート役に徹するのが好きな私にとって、ペンネームなしライティングをしている時は、「やっぱりブロガーよりWebライターが私には向いているなぁ」と実感する瞬間でもあります。
自分に合った仕事をすることが一番
Webライターという仕事のイメージは、まだまだ確立していません。
そのため、「ペンネームのない記事を書いている」というと、一人前でないかのような扱いを受けることも。私も、それで少し悩んだりもしました。
でも、ペンネームありの記事も、ペンネームなしの記事も、どちらが優れているという話ではないと思います。
書き手が明示されている方が信頼性が高まる記事もあれば、書き手の顔が見える必要性が特にない記事もあります。
だから自分に合った仕事を選択し、堂々と伝えられたらいいかなと今は思っています。